ファンケルのグループ会社のネオエフは、中国電子商取引最大手の越境ECモールである「天猫国際(Tmall Global)」に、プレステージブランド「BRANCHIC(ブランシック)」の旗艦店をオープンすると発表した。オープン日は、昨今の中国での新型コロナウイルスの状況を鑑みて6月中を予定している。今回のオープンを機に、日本国内のみならず中国での成長も目指す。

「BRANCHIC」は、「目覚め、高まる、私の冴え顔」をコンセプトとし、デカペプチド-4によるメルケル細胞活性化に基くエイジングケア製品をそろえる。現在のラインアップは、洗顔料「ブランシック スイッチマキシマイザー」(200グラム・5060円)と、美容液「同 スイッチショット」(〈1剤+2剤〉×3本・1万8150円)の2品で、日本では専用ECサイト(https://branchic.jp/)で販売している。

中国におけるスキンケア市場は、高価格で高機能を持つプレステージ市場が高い成長力を持ち、特にエイジングケアの製品群は顕著に伸びている。消費者動向としては、Z世代である1990年代半ばから2000年代に生まれた世代が、消費をけん引している。これらを踏まえ、プレステージブランドとして高いエイジングケア機能を持った「BRANCHIC」を、Z世代で特に美容意識が高く、集中ケアニーズのある女性をターゲットとし、展開していく。なお、天猫国際での販売価格は、「スイッチマキシマイザー」が330元、「スイッチショット」が1180元。