アルビオンは2022年3月9日、ロングセラーの化粧水「薬用スキンコンディショナー エッセンシャル N(通称スキコン)」のリニューアルを発表した。商品は医薬部外品で、110ミリリットル・3850円、165ミリリットル・5500円、330ミリリットル・9350円。発売日は22年5月17日である。また、「薬用スキンコンディショナー エッセンシャル ペーパーマスク N」(医薬部外品・14ミリリットル・8枚入り・3300円)も同時発売する。

薬用スキンコンディショナー エッセンシャル N

スキコンがパワーアップリニューアルする

スキコンは48年前の1974年に誕生した。72年発売の素肌美をコンセプトにしたハイエンドライン「グランデューク」の化粧水としてデビューしたのである。

古くから漢方や民間療法で珍重されていたという「ハトムギ」に着目し、その力を凝縮した白濁の化粧水に触れると、ひんやりとした独特の清涼感が楽しめ、パッティングするほど、曇りが晴れたような健やかさを実感できる。

この癖になる心地よさとともに、ニキビ悩みの人、不調な時に頼りたくなる存在として、口コミが広がり、アルビオンにとって唯一無二のロングセラー商品になった。

薬用スキンコンディショナー エッセンシャル ペーパーマスク N

薬用スキンコンディショナー エッセンシャル ペーパーマスク Nは、スキコンの含有量が12ミリリットルから14ミリリットルにアップ

このスキコンが22年5月に生まれ変わる。約半世紀にわたり多くの人々に愛されてきた癖になる感触、印象的な香りは、そのままだ。しかし、先進のテクノロジーに人の知恵、感性、愛情を注ぎ込んだのが、新スキコン「薬用スキンコンディショナー エッセンシャル N」である。

新スキコンには、引き続き自社契約栽培農場で有機栽培されたハトムギ「オーガニック北のはと」を使用する。「オーガニック北のはと」の優位性は三つあり、一つは純粋なハトムギ品種であること。他地域のハトムギは近縁種のジュズダマ(うるち性)と交配しており、純粋なハトムギ(もち性)を保っているものは少ない。「オーガニック北のはと」を栽培している北海道にジュズダマは生育していない。だから、100%純粋なハトムギと呼べるのだ。

二つ目の優位性は、良好な栽培環境である。害虫の少ない北海道で作付しているため、無農薬・低農薬で育てることが可能。環境と人体それぞれに安全と言える。そして三つ目の優位性は、品質の良さ。冷涼な土地で栽培、収穫され、輸送も短期間。それゆえに品質劣化が少ない。成分分析(日本食品分析センター調べ)でも、鉄やカルシウムなどの無機成分が高く、脂肪酸組成ではリノール酸が高いことがわかっている。

アルビオンは、有効成分を高濃度に抽出するために、通常のハトムギの硬い実を抽出液に浸してエキスを得る抽出方法ではなく、微細で薄い板状に処理する「爆砕」という手法を採用。そこからスキコンの象徴成分である「濃縮ハトムギエキス(ヨクイニンエキス〈保湿〉)」を作っている。

今回のパワーアップリニューアルでは、ハトムギの効果を追究し、新たに「ハトムギオイル(油溶性ヨクイニンエキス〈保湿〉)」を開発した。「濃縮ハトムギエキス」は、水に溶け出す有用成分を濃縮したもの。しかし、ハトムギの中には、油にしか溶け出さない有用成分があることを突き止め、「オーガニック北のはと」の実から得られるオリジナルの「ハトムギオイル」を生み出した。オレイン酸やリノール酸などの不飽和脂肪酸が豊富で抗酸化力が高いだけでなく、「濃縮ハトムギエキス」に含まれていない十数種類の有機化合物を含有。多様な生理活性効果が期待できる。

スキンコンディショナー(SKIN CONDITIONER)の意味は「肌を整える」で、エッセンシャル(ESSENTIAL)は「欠くことのできない・絶対不可欠な」を指す。つまり、スキコンは、肌のコンディションを整えるのが目的であり、常に健やかで美しい肌を保つには「肌の生まれ変わり=表皮ターンオーバーが正常であること」が最も重要としている。生まれ変わった新スキコンは「肌を整える」「肌あれ・あれ性」「ニキビを防ぐ」「肌をひきしめる」「うるおってキメ細か」「クリアに」「日やけ・雪やけ後のホテリを防ぐ」という七つの効能効果を謳う。これまで以上に表皮ターンオーバーを緻密に整え、揺るぎない美しさを肌にもたらすスキコンは、これからもファンを増やし続けるだろう。文字通り、アルビオンを象徴する商品である。