ライオンは、“ヘパリンスキンケア”を提案するブランド「フェルゼアプレミアム」から、「フェルゼアプレミアム HPミルクジェル」(第2類医薬品・50グラム・1580円〈税別〉)を3月9日に発売する。同製品はOTC医薬品として日本で初めて(2021年11月時点)、ヘパリン類似物質とビタミンEを配合したミルクジェルだ。

「フェルゼアプレミアム」シリーズは、顔などの乾燥に注目し、乾燥肌の治療成分として長年医薬品に使用されてきた「ヘパリン類似物質」を配合したシリーズ。21年9月に発売後、医薬品の製品はスキンケアをしていてもカサついてしまう乾燥肌の人、また医薬部外品の製品は乾燥が気になる肌の人などから好評を得ている。

ライオンが実施した調査によると、感染予防や花粉対策などで、外出時にマスクをつける習慣が年間を通じて定常化する中、74%の女性が「顔の乾燥がひどくなった」と感じているという。

顔などの乾燥を治したいというニーズの高まりに応えて、さまざまな商品が上市されており、中には「ヘパリン類似物質」を配合した商品もある。しかし、OTC医薬品においてはクリーム剤が約6割を占めており、さらっとした使用感で、春夏などの季節の乾燥肌に使いやすいジェル剤の乾燥肌治療薬はほとんどないのが実態だ。

そこで、ライオンは今回、OTC医薬品として日本で初めて、ヘパリン類似物質とビタミンEを配合したミルクジェルタイプの乾燥肌治療薬「フェルゼアプレミアム HPミルクジェル」を投入する。