オーストリアに本社を置く繊維メーカーのレンチング社の傘下部門、レンチングファイバーズは、12月8~10日に東京ビッグサイトにおいて“持続可能な社会の実現に向けて”をテーマに実施された「エコプロ 2021」に出展。植物由来のセルロース繊維「VEOCEL™(ヴェオセル™)」に関し、新たなサステナビリティのスタンダードとして日本での展開を強化する考えだ。
同繊維は、再生可能な原料である木材から環境に配慮した生産プロセスによりつくられる。植物由来で生分解性があることから、化石資源由来の合成繊維に替わるサステナブルな選択肢となる。最大の特徴は、土壌や埋め立て地、堆肥、海水中での生分解性を有し、安全に原材料へと分解すること。微生物の働きにより水とCO₂に生分解されるが、このCO₂を樹木が光合成をすることで吸収。樹木が育ちそれを原料としてさらに使用するといった大きな循環型モデルの構築を可能にしている。
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