取引先との協働で事業活動が活発に

――P&Gジャパンは、2021年から進めている新中長期計画「Vision 2025」において「日本の未来を創る(LEADING THE FUTURE OF JAPAN)」をテーマに掲げています。どのような点に日本の可能性を感じていますか。

ベセラ 私が日本に赴任したのは15年9月。長い年月が経過しましたが、日本の消費者で深く印象に残っているのは、トレンド発信の仕方あるいは製品の特徴をよく捉え、その違いを比較、判断して行動するということです。そのため、日本の消費者のニーズを深く理解し、製品、サービス、ビジネスにおいてイノベーションを進め、それを世界に発信してきました。単に規模が大きいから日本市場が重要なのではなく、こうしたP&Gグローバル全体のイノベーションへの活用という意味でも重要な位置づけになっています。もう一点、日本のビジネスはシチズンシップ活動を重視しています。環境サステナビリティの柱では、P&Gは世界をあげて推進しており、環境サステナビリティの長期ビジョン「Ambition 2030」を掲げています。全ての主要ブランドが責任ある消費を推進し、容器に使用するバージン・プラスチックの使用量を50%までに減らし、透明性を高めることで、さらなる信頼を築く。これらの高い目標の実現に向け、日本市場は重要な役割を担っています。

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