衛生意識の高まりとプチ贅沢需要でホームケアカテゴリーが好調
――2020年はP&Gジャパンにとってどのような1年になりましたか。
ベセラ 20年6月期で終了した5カ年の事業計画「Vision 2020」は、前計画期間との比較で成長率は約2倍でした。とても成功したと言えますが、20年が困難な年であったことは間違いありません。インバウンド需要が消失した上に、国内の取引先の営業時間短縮や消費の冷え込みがありました。この状況下でも創意工夫して生活者のニーズに基づいたイノベーションを提供しました。特にホームケアカテゴリーに関しては、在宅時間が増えていること、健康・安全、さらに衛生意識の向上の後押しを受け、大きく伸長しました。こうした好調カテゴリーはもちろん、ネガティブな影響を受けたカテゴリーについても、リニューアル品や新商品の発売で市場の回復をけん引できたと思います。
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