ファンケルは、同社創業者で名誉相談役の池森賢二氏が、第70回神奈川文化賞を産業の分野で受賞したと発表した。贈呈式は、11月3日の文化の日に神奈川県庁にて行われた。同賞は、1952年から神奈川県と神奈川新聞社が共催で実施しているもので、毎年、神奈川の文化の向上発展に尽力し、その功績顕著な個人、または団体に対して贈呈される。

池森氏の受賞は、「1980年に神奈川県で創業して以来、世の中の『不』の解消を創業理念に掲げ、無添加化粧品やサプリメントで、グローバル企業に成長させたことや、地球環境にやさしい製品、サービスづくり、障がい者雇用などに長きにわたり積極的に取り組んでいること」などが評価された。

今回の受賞について池森氏は、次のようにコメントした。

「輝かしい賞を頂戴し光栄に思います。私が代表して受賞しましたが、この賞は私個人だけの賞ではありません。上場企業に成長したファンケル。設立以来、障がい者の笑顔と社会的自立を目指し、雇用を継続するファンケルスマイル。私個人としては、高校進学を支援する奨学財団の活動が評価された賞だと思っています。今まで支えてくれた皆様の努力のお陰です。心から感謝を申し上げます」