AI肌診断、ARメイクシュミレーション――人工知能や拡張現実を使った技術は化粧品業界に広く浸透している。ドラッグストアに並ぶ有名ブランドのほとんどは、ブランドサイトでいずれかのサービスを提供している。百貨店ブランドでも、限定品を買うために列をつくっているときに、スマホを持った女性たちが何をしているかといえば、ブランドサイトのメイクシミュレーションを使ったリップの色合わせだったりする。マスクを下げ、自分の画像とリップの色を合わせてみて、どれにしようか選択する姿が、いまや一般的な光景になっている。

コロナ下で、こうした機能への需要は更に高まった。ARによるバーチャル・トライオンの「YouCam メイク」を提供するパーフェクト社では、「このパンデミック前後で問い合わせが約10倍になっているサービスもある」と語る。セルフメイクを中心に、さまざまな価格帯のブランドがこの機能を使用して、店頭でのタッチアップに代わるサービスとして、スマホでのバーチャルメイクの重要性が増しているのだ。

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