全社員がマーケターになる――。資生堂ジャパンが掲げた重点戦略によって、美白ブランド「HAKU」から2021年10月21日に中四国エリアで数量限定の「薬用 美白オイル」(全1品目1品種・15ミリリットル・3190円、医薬部外品)が発売になる。市場調査や商品企画は、中四国エリアの営業担当者とビューティーコンサルタント(BC)が主導。それをベースにマーケティング部が資生堂ジャパンの薬用美白美容液で初のロールオンタイプの美白オイルをスピーディーに開発。「HAKU 薬用 美白オイル」は、資生堂ジャパンが一丸となり、エリアの生活者起点で開発した商品と言えるのだ。そして販売地域を中四国に限定するのも、資生堂として初の試み。「“全員がマーケターになる”という思想を象徴する商品になるように、年内に売り切る覚悟で販売戦略を練っている」と資生堂ジャパンプレミアムブランド事業本部中四国営業本部の下山篤史営業本部長は意気込んでいる。

HAKU 薬用 美白オイル

資生堂ジャパン プレミアムブランド事業本部・中四国営業本部の下山篤史営業本部長

「美白」は、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ

中四国の生活者ニーズを全容解明した現場の調査

「HAKU 薬用 美白オイル」誕生のきっかけは、20年から資生堂ジャパンが取り組んでいる「生活者・現場起点の計画策定」である。エリアの生活者・お客・得意先を最も理解している営業やBCが、日頃の活動を通じて生まれるアイデアや課題を反映し、未来の価値創造につながるイノベーションを提案する新しい取り組みだ。それによって、コロナ禍の生活者起点に立った、エリア発のイノベーションが実現したのだ。

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