マンダムは、「九州サーキュラー・エコノミー・パートナーシップ」(以下 K-CEP〈ケーセップ〉)が 7 月 9 日より実施した、使用済みプラスチックを回収する実証実験「MEGURU BOX(めぐるボックス)プロジェクト」に参画する。
同プロジェクトは、北九州市や 10 以上の企業・団体が連携して資源循環の仕組み化を目指す日本初の取り組み。福岡県北九州市内の流通小売店舗や公共施設等に、使用済みプラスチックボトルやパウチ等を回収する「MEGURU BOX」を設置し、住民に分別回収を呼び掛けるというもの。ICT の活用により、資源回収の促進に向けた仕組み化を検証するとともに、回収したプラスチックの水平リサイクル(使用済みの製品を同じ用途の製品に再生するリサイクル方法)等を推進する。
マンダムは、企業理念に掲げる「社会との共存・共生・共創」をマンダムグループのサステナビリティそのものと捉え、社会環境課題の解決に向けてサステナブル経営(ESG 経営+SDGs 経営)を根幹に据え、サステナビリティ方針の策定ならびに、サステナビリティ上の重要課題(マテリアリティ)を特定している。
マテリアリティの 一つである「持続可能な地球環境への取り組み」として、循環型社会への移行を目指し、製品のライフサイクルにおける環境負荷低減への取り組みを進めており、同プロジェクトへの参画を通じて、循環型社会への移行に向けた知見を深め、持続可能な地球環境への取り組みを強化していく考え。今後も、マンダムの事業領域である「健・清・美・楽」を通して、日常生活の豊かさと社会課題の解決を両立する独自のサステナブル経営を推進していく。
K-CEP は、サプライチェーンに連なる複数の事業者が、自治体・大学・地域団体・地元住民等と連携し、「九州エリアにおける資源の最適循環」「持続可能な社会の実現に資するビジネス創出」を目指す、共創型プラットフォームとして、2020 年 2 月に発足。資源・エネルギー・人の行動情報を ICT により蓄積・分析し、一社では実現が困難なサプライチェーン全体の最適化に取り組んでいる。また、今年度中に「ジャパン・サーキュラー・エコノミー・パートナーシップ(J-CEP〈ジェーセップ〉)」を立ち上げ、日本全国に活動を展開予定だ。