六つのカテゴリーで4種のプログラムを提供

SK-II、渋谷区、meeTalkが三位一体で行う支援内容は、「学ぶ」「つながる」「発信する」という三つのアプローチで、中小ビジネスを経営する女性起業家・事業主がこの未曾有の時代に直面している最重要課題に取り組むというもの。6月21日に三者で行った記者会見を皮切りに、21年7月21日~21年8月20日までの第1弾プログラムが動き出した(https://meetalk.org/sk2changedestiny/)。

学ぶ:Facebook JapanとGoogle の協力も得ながら、デジタルプラットフォームの構築、ソーシャル・コマース、さらには海外展開などのテーマについて、ワークショップや個別のビジネス・コンサルテーションを行う

つながる:中小ビジネスを経営する女性起業家・事業主の課題である、ビジネス上ネットワークへの接続を支援し、適切なロールモデルとのマッチングを行う

発信する:女性起業家・事業主が、世界中のより多くの人々に自らのビジネスを発信できるよう、渋谷スクランブル交差点をはじめとする東京の街並みに着想を得て作られたバーチャルシティ「SK-II CITY(https://city.sk-ii.com/changedestinystreet/?lang=jp)」など、SK-IIの有するプラットフォームを通じ、ユニークなブランド体験発信の機会を提供する

具体的には、六つのカテゴリーと4種のプログラムを組み合わせたセッションを実施する。六つのカテゴリーは、①ソーシャルメディア②Eコマース③マーケティング/PR④デジタルツール⑤資金調達⑥渋谷区/行政連携である。一方、4種のプログラムとは、①トレーニング講座②1on1メンタリングアドバイス③女性起業家トークセッション④ネットワーキングである。詳細は、次の通りだ(会場で開催予定の一部コンテンツに関しては、新型コロナウイルス感染症の感染状況に応じて随時変更する可能性がある)。

トレーニング講座:今すぐ使える技術やノウハウが習得できる様々なトレーニングに参加できる。デジタルツールを使いこなし、ファン増加や売り上げアップであなたのビジネスを成長させる10以上の特別講座を用意

1on1メンタリングアドバイス:Google、P&G、渋谷区など各分野のプロフェッショナルが1対1で、各社に最適なビジネスのアドバイスを行う。一人では解決できずにつまずいていたこと、さらに詳しく知りたいことを一緒に話しながら前進させる

女性起業家トークセッション:挑戦し、自身の道を開拓してきた⼥性リーダーを招き、経験を共有する。失敗談やこれまで乗り越えてきた数々の困難の話など、成功の裏に隠れた多様な⽣き⽅を知ることで、視野を広げ、⾃分の信じる道を歩む後押しとなるヒントやきっかけを得る機会にする

ネットワーキング:未来を切り開く⼥性起業家同士が出会い、つながるための交流の場。悩みを共有したり情報を交換したりとお互いにサポートしあえる仲間を見つけ、未曾有の時代をともに生き抜く

女性起業家・女性事業主を支援するプロジェクについて、長谷部健渋谷区長とmeeTalkの山中直子社長は、それぞれ次のように説明する。

「この度、渋谷区とSK-Ⅱは、女性起業家支援に関する連携協定を締結することとなりました。渋谷区では、スタートアップ支援事業の一環として、コロナ下の社会課題を解決する新しいサービスや技術の募集をする実証実験支援事業や、コンソーシアム組織「ShibuyaStartup Deck」を設立・活用し、官民連携の取組など、様々な事業に取り組んでいます。本連携協定締結をきっかけに、多様な人材が活躍する社会の構築を促進することで、より一層のスタートアップ・エコシステム拠点都市としての成長と様々な社会課題に直面する女性起業家の支援を加速していきます」(長谷部渋谷区長)

長谷部健・渋谷区区長

長谷部健・渋谷区区長

「meeTalkは、挑戦する女性のための成長と交流の場を運営してきました。マイノリティであり、支援への接続が弱い女性起業家を、行政と企業が連携し、起業家目線でサポートすることで、これからの時代の女性の多様な成功の形をつくっていけると考えています。この一年で世の中は激変しました。どんな状況になっても、私たちには変わらない想いと、つくりたい未来がある。SK-IIの掲げる『#CHANGEDESTINY』の信念に共感するmeeTalkとしても、本プログラムを通して一人でも多くの女性起業家の皆さんが困難を乗り越えるためのパワーや助け合える仲間を得られることを願っています」(meeTalkの山中社長)

meetalk・山中直子社長

meetalk・山中直子社長