東京から世界へ。社会の役に立つブランドへの進化

「CHANGEDESTINY」とは、スキンケアブランド「SK-Ⅱ」の信念を一言で表したものである。自らの意志で運命は変えることができると信じ、多くの女性たちが勇気を持って一歩を踏み出し、その運命を変えていく。それに寄り添い続けることで、社会にとって不可欠な存在にSK-Ⅱはなろうとしている。その新しい挑戦として、コロナ禍による影響を受けた中小ビジネスを経営する女性起業家・女性事業主を支援するプロジェクトを始めた。これは実際に社会を変える行動につなげる試みで、「東京から世界へ。社会の役に立つブランドとして」というSK-Ⅱの姿勢を体現している。

6月21日にSK-Ⅱと渋谷区が行った締結式

6月21日にSK-Ⅱと渋谷区が行った締結式

とはいえ、このプロジェクトは1ブランドで実現できることではない。そこでSK-Ⅱは、渋谷区とmeeTalkと連携することにした。前者は、渋谷のカルチャーと多様なステークホルダーとの相乗効果で新たなイノベーションが起こるスタートアップ・エコシステムのグローバル拠点都市を目指しており、後者は東京を拠点とする女性起業家ネットワークを運営するスペシャリストだ。マーカス・ストローベル P&Gグローバル スキン&パーソナルケア プレジデントは次のように説明する。

マーカス・ストローベルP&Gグローバル スキン&パーソナルケア プレジデント

マーカス・ストローベルP&Gグローバル スキン&パーソナルケア プレジデント

「パンデミックを経て、お客さまは企業やブランドに対し、単にお肌や美容のことだけでなく、より多くのことを期待しています。企業は、我々を取り巻くコミュニティに対して、これまで以上に大きな社会的責任を果たすべきです。『#CHANGEDESTINY』はSK-IIの根底を流れる信念です。これまで世界中の女性たちの物語を通して、運命はただの偶然ではなく、自らの選択によって切り拓けるもの、というメッセージを発信し続けてきました。渋谷区とmeeTalkとのパートナーシップによって実現する女性起業家支援プログラムは、これまで長期的に続けてきた#CHANGEDESTINYの取り組みの中でも大きな意義があると考えています。SK-IIは、東京2020オリンピックのワールドワイドパートナーとして『SK-II Studio™』の映像作品でお伝えしてきたメッセージをさらに一歩前進させ、夢の継続のために挑戦し続ける女性起業家・事業主支援という社会を変える行動につなげていきます」

SK-IIが挑む女性起業家・女性事業主の支援は「#CHANGEDESTINY 資金」をもとに実行する。この資金は、21年3月に始まったコンテンツハブ「SK-II Studio™」で生まれたものだ。現代の女性が直面している様々なプレッシャーに立ち向かう映像作品を発信し、映像1再生につき1ドルをSK-IIが拠出する仕組み。拠出額は年間50万ドルを上限として、運命を変えようと挑戦し続ける女性のための支援活動に使用する、と定めている。

 

「SK-II Studio™」のデビュー作「センターレーン」は、映画監督・是枝裕和が競泳選手・池江璃花子の競技復帰までの道のりを描いた作品である。第2弾の「VS シリーズ」は、6組のトップアスリートの実体験をもとにした全6篇のアニメーション作品。登場するのは、史上最多メダル獲得者の体操選手であるシモーン・バイルス、世界記録を持つ競泳選手のリウ・シアン、オリンピックメダリストの卓球選手の石川佳純、金メダリストの元バドミントンペア髙橋礼華と松友美佐紀、公式種目に初めて採用されたサーフィン選手の前田マヒナ、そして日の丸を背負うバレーボール女子日本代表「火の鳥NIPPON」の選手たちである。世間の耳目を集めるテーマであることはもちろん、世界中で活躍するトップクリエイターが集結することで、クオリティの高い映像作品に仕上がっている。だから、これまでに「SK-II Studio™」の作品は全世界で7億回の再生回数を記録。つまり、「#CHANGEDESTINY 資金」は上限の拠出額に達している。