アルビオンは、沖縄由来の植物や海洋資源の化粧品原料化を目指し、2021年4月19日に、5番目の研究施設として「アルビオン沖縄研究所」を開設した。

アルビオンではこれまで、2010年に開所したアルビオン白神研究所をはじめ4 カ所に研究施設を設け、化粧品原料の研究・開発、植物栽培などを行ってきた。このほど、さらなる化粧品原料開発を加速するため、独自の植物や海洋資源の宝庫である沖縄に新たに研究所を開所した。

アルビオンは、沖縄県渡名喜(となき)島に自生している野生のブドウ「リュウキュウガネブ」の葉エキスを開発、製品「エクラフチュール」(2013年発売)への配合を機に沖縄素材と接点を持つようになった。その後、沖縄の企業誘致促進プログラムへ参加、県内の研究機関と連携した原料開発体制を確立し、今回の沖縄研究所開設に至った。

同研究所では、沖縄由来の植物や海洋資源の新規化粧品原料の開発を行う。同じ素材から作られた化粧品原料でも製法によって得られる成分や機能性が異なるため、豊富なデータベースや分析機器を用いて狙った機能をもつ原料を作り出したいと考えている。

今後は、2年後に沖縄の魅力ある希少性や機能性の高い植物、海洋資源を原料化し、3年後に製品へ配合することを目標としている。

■研究所概要
名称:アルビオン沖縄研究所
所在地:沖縄県うるま市字州崎12-75
沖縄健康バイオテクノロジー研究開発センター内研究棟205号室