ポーラ・オルビスグループで化粧に関する研究活動を行う、ポーラ文化研究所は、東京大学社会科学研究所附属社会調査・データアーカイブ研究センター(CSRDA)より、学術研究のための調査データ寄託に貢献したことで、2月17日に表彰された。

ポーラ文化研究所では、長年、化粧・美意識に関する意識調査を行っているが、国内外における学術研究の発展に寄与することを目的に、CSRDAが運営するSSJデータアーカイブ(Social Science Japan Data Archive)への調査データの寄託を2007年に開始した。

現在、06~17年に実施した17調査分のポーラ文化研究所の調査データがSSJデータアーカイブで公開されており、これまでに300人近い研究者が利用している。ポーラ文化研究所の調査データ寄託について、CSRDAから「ポーラ文化研究所は調査データを継続的に寄託され、多くの研究者が利用している。なかでも女性の化粧行動・意識に関する実態調査は、特に女性や学生の利用が多く、SSJデータアーカイブの貴重なシリーズとなっている」と評価され、今回の表彰に至った。

CSRDAでは、寄託された調査データについて、質・量・多様性の三つの側面から評価して、特に優れた寄託者を表彰する寄託者表彰事業を09年度から行っている。