新型コロナの感染拡大に翻弄された2020年の化粧品市場だが、その中でも好調に推移したブランドがいくつかある。その代表がロクシタンジャポンだ。単に売上げを維持しただけでなく、アフターコロナを見込んだ改革にも着手し、成果を上げている。

20年の同社は、手洗いが推奨された影響でハンドクリームやハンドソープが人気を集めたほか、在宅比率が高まったことでバスやホーム関係の製品もヒットした。もとよりメインが日本人顧客であったこともあり、大都市圏の一部の店舗以外インバウンド減少の影響もほとんどない状況であった。店舗がクローズしていた時期にはeコマースの利用も増加し、現在は実店舗75%eコマース25%程度の売上比率となっている。デジタルマーケティング施策の仕掛けも大きいが、加えて同社ではeコマースを自社のインフラとして作り込んでいたことも奏功した。外部のサイトを利用していたブランドは軒並み顧客の流失に苦しんだが、ロクシタンではそうしたことも起きなかった。

ヴァーベナ クリーンハンドジェル

eコマース

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