コロナ禍で手指殺菌の分野に一石を投じる

――コロナ禍はパラエルモサの経営にどのようなインパクトがありましたか。

前澤 一言で言って苦戦しました。2020年の7月までは、新型コロナ感染拡大以前に成約していた製品の生産計画が決まっていたので影響はほどんどありませんでした。しかし、それ以降、特に8月、9月の落ち込みが大きく、トータルで前年比90%と状況は厳しかった。いつもだったら新製品の入れ替えの時期に120%ぐらいの計画を立てるのですが、昨年は新型コロナで新商品の発売が延期になり、既存品のリピートも先延ばしになった。新製品で計画がつくれないとなかなか厳しいですね。

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