コロナ禍で奮闘する社員が生む知恵の数々

――新型コロナの感染拡大は、化粧品市場に大きな影響を与えています。OEM事業はいかがでしょうか。

藤本 もともと私たちには「逆境をチャンスに変える」という企業文化が根付いていますから、新型コロナによる環境変化にも知恵を絞って対応しています。とはいえ、最初は戸惑いました。2020年1月に出展した化粧品開発展では、J-Beautyをテーマに27アイテムの企画を紹介、日本から世界に飛び出す戦略を大々的に打ち出しました。会期中に300社以上、それも日本だけでなく、欧米やアジア、中東など、文字通り世界中の企業と出会うことができました。これから世界中に足を運び、商談に臨むぞ、という段になって、新型コロナの感染が急拡大し、世界中がパニックに陥りました。国内外の商談は全て中断。私も社員も茫然自失でした。しかし、私たちの仕事の真髄は、新しい価値を創造し、提案すること。新型コロナで消えた需要もあれば、その逆もあると、すぐにポジティブ思考に切り替え、4月には「コロナに負けるな企画」と題して、マスク着用、テレワーク、手洗い・消毒に関する悩みを解消する11アイテムを提案。それも化粧品業界だけでなく、例えば、コロナ対策品を探していた電気や鉄道等の日本のインフラを支えている企業との取引も生まれ、コスメテックジャパンのビジネスネットワークが広がったのは大きな成果だと思います。こうした取り組みの結果、20年11月期の減収幅は10%程度に抑えることができました。

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