オルビスは、山梨県甲州市に広がる荒廃した森林を里山として再生する「甲州市・オルビスの森」プロジェクトが地域環境の美化に大きく貢献したとして、環境省より「地域環境美化功績者表彰」を受賞し、11月1日に山日YBSホール(山梨県甲府市)にて伝達式が行われた。

同社は2012年から約10年間にわたり、山梨県甲州市に広がる荒廃した森林を、人と森をつなぐ里山として再生させる「甲州市・オルビスの森」プロジェクトを推進してきた。この森の再生を目的とした社員参加型のボランティアイベントを年に2回開催し、間伐や下草刈り、植林や遊歩道の設置等、さまざまな活動を継続して行っている。これらの長年にわたる取り組みが認められ、今回の受賞に至った。

森林整備を行うオルビス従業員

「甲州市・オルビスの森」は、甲州市塩山上小田原にある広さ約100ヘクタール(東京ドーム約21個分の広さ)の市有林。オルビスと甲州市は、アジア太平洋地域の国々で「農村開発」や「環境保全」等の活動を行っている公益財団法人オイスカの仲介により、同地の整備、保全に向けた協定を11年1月31日に締結。21年までに里山の再生、22年以降には人と自然との共生を目指し、地域と連携しながら「甲州市・オルビスの森」や、間伐材の有効活用に取り組んでいく予定だ。