タカラベルモントは、2021年10月に創業100周年の節目を迎える。それに合わせ、次世代社員主導の社内プロジェクトチームが次の100年に向けた「パーパス(企業目的)」を策定し、今年10月5日に公表。節目の年に新たな目標を掲げることが一般的になっているなかで、1年前倒しで「パーパス」を公表した意図はどこにあるのか、また「ビジョン」や「ミッション」ではなく「パーパス」とした理由は何か。吉川朋秀常務取締役にその狙いを聞いた。

幅広い年代や職種を横断したプロジェクトチームを結成

――100周年に向けてどういったことに取り組んできましたか。

吉川 大きな節目の年にタカラベルモントとしてなにをすべきかを考えたときに、ステークホルダーの方への感謝をどう表現していくか、もう一つは改めてタカラベルモントの社内を俯瞰したときに、時代、環境、人材といった軸で企業としての新たな価値を次の100年に向けてどう創出していくか、この二つが大切と考えました。そのために、実は100周年を見据えて、3年ほど前から活動を始めています。私がプロジェクトリーダーとなり、事業部、開発部門、工場、管理部をまたぐあらゆる部門の20代から50代の幅広い世代の人材40名からなる「MOVE_T」というプロジェクトチームを2018年2月に発足。次の100年に向け、変化するための下地作りに着手しました。タカラベルモントとして社会に対してどんな価値観を提供できるか、それをどう伝えていくかを、まずはプロジェクトに携わる一人一人のスタッフが突き詰めていきました。ともするとこうしたプロジェクトはトップダウンになりがちですが、それだと次世代の人材育成につながりにくいですし、能動的に動ける組織づくりもできません。現場の社員一人一人がきちんと考えて自ら行動できる基盤を整え、未来志向の組織づくりや人材育成にシフトチェンジしていこうと考えました。

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