「新型コロナウイルス感染拡大により、われわれの日常は一変した。日本・世界の経済は未曽有の危機に直面している。化粧品産業においては国内出荷額は昨年まで極めて好調に推移したが、今上期の実績では個数、金額ともに2ケタを超えるマイナス。これは経済産業省が統計を取り始めた1985年以来、初めてのことで、とても大きな影響を受けており、他の産業と比較しても、残念ながらコロナの影響がかなり深刻だ」

9月4日に開催された日本化粧品工業連合会(粧工連)主催の化粧品関連業界専門紙懇談会で、冒頭のあいさつに立った魚谷雅彦会長(資生堂社長)は、コロナ禍の危機感を露わにした。そして「生活者の価値観、意識、行動は大きく変化している」と説明。新しい生活様式の中で、粧工連として大きな変化を逆にチャンスと捉え、化粧品産業の新たな未来を作ることを力強く約束した。

魚谷雅彦会長(資生堂社長)

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