2020年1月、ACRO社の取締役執行役員副社長に宮﨑稔章氏が就いた。同氏は、主力ブランド「THREE」を誕生させた創業時からの主要メンバーの一人である。18年1月にグループ会社のポーラ執行役員に異動したが、再びACRO社に戻ってきた。

ポーラの2年間は主に店舗戦略を担当。そこでの経験はもちろんだが、外部から冷静にACRO社を分析してきたことを、今後どのように生かしていくのだろうか。

特に、新型コロナウイルスの感染拡大で、国内外の市場は混乱し、過去にとらわれないチャレンジが求められる中、THREEブランドを深く理解する宮﨑副社長への期待は高まっている。今回は、現在の管掌事業であるTHREEについて話を聞いた。

スマホアプリの導入でCRMが本格稼働

――10年間在籍したACRO社に戻り、「THREE」と「FIVEISM × THREE」の責任者になりました。改めてブランドの現状をどのように分析していますか。

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