資生堂は、2020年3月から、スリランカ民主社会主義共和国(以下、スリランカ)にて、資生堂のグローバルプレステージブランド「SHISEIDO」を、代理店LUXASIA社(LUXASIA PARTNERS PTE. LTD.,)を通じて販売開始したことを明らかにした。これにより、「SHISEIDO」の販売は世界88の国と地域(日本含む)での展開となる。
資生堂は現在、中長期戦略「VISION 2020」において、「プレステージファースト戦略」のもと、強みであるプレステージ領域を第一優先としたマーケティングを行い世界各地で成長を目指している。経済成長が著しい南アジアにおいて、資生堂は既にインドで化粧品を販売しているが、スリランカは2000万人以上の人口を有しており、同社が既に展開している近隣諸国、ラオス、カンボジアと比べても、プレステージ化粧品市場の規模も大きく、ポテンシャルの高いマーケットと位置付けていることから、スリランカの化粧品市場参入を決断した。
LUXASIA社は、シンガポールに本社を置き、アジアで化粧品代理店などを展開。同社のスリランカ市場における化粧品販売のノウハウと、資生堂が長年培ってきたプレステージマーケティングとを融合することで、スリランカにおけるプレゼンスを向上させ、当該国の生活者一人ひとりの美しさに貢献することを目指す。