また、Masterson氏自身による共感性の高いコミュニケーションで、直接お客にソーシャルメディアで発信するなど、デジタルを活用した優れたマーケティング力を通じて、米国市場を中心に創業以来、加速度的な成長を実現し、2019年にはブランドの上市からわずか7年で100億円を超える売上高を達成する勢いとなっている。

資生堂は、(1)コア事業であるプレステージ・スキンケアのポートフォリオ強化(2)収益性の高いスキンケアブランドの獲得による米州事業の収益基盤強化(3)資生堂の展開力によるグローバルでの事業拡大(4)デジタル、D2C(Direct to Consumer)マーケティングの強化――の四つの狙いを持って同ブランドを買収。なお、この買収が19年12月期における同社グループの連結業績に与える影響は軽微であると発表している。