島根県JR松江駅の駅前に店を構える化粧品専門店「COSMETICはなびし」は、変化対応力で勝ち残りを実現している。立地環境の激変は、昔と違って駅前といえども好立地とは言えなくなっている。松江市はドーナツ化現象が進んでおり、人口密集地は駅周辺の中心市街地から郊外に移行。1日9000人と乗降客数は山陰エリアで1番を誇る松江駅も、その利用者の大半は学生、または観光客がほとんど。この3年間で周辺の路面店は5店舗が閉鎖するほど環境は厳しさを増しているからだ。そのような厳しい状況にあって、はなびしは時代の移ろいに対応しながらも、アルビオンが進める路面店を中心とする計画店構想の中で毎年確実に目標をクリアし、成長が加速している優良店だ。
告知活動とメイクで新規客獲得に取り組む
「環境が変化する中で、閉店した5店様も新しいお客様を増やすことには苦戦されていたのではないでしょうか」と語るのは、実質、はなびしの運営を任されている坂上浩子さん。10年前の2009年にアルビオンを退社し、現在、75歳になる母・原礼子さんを支えるために帰ってきた当時のはなびしも、その5店舗と状況は同じ。母・原さんの時代からのお客様に支えられてはいるものの将来への不安は持っていたという。
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