データマーケティングのTrue Dataは、全国ドラッグストアのPOSデータによる2019年4月のインバウンド消費動向調査を発表した。

日本政府観光局(JNTO)の発表によると、4月の訪日外国人数は単月として過去最高の292万7千人を記録。ドラッグストアにおけるインバウンド消費1店舗あたりの購買件数は1055件、前年同月比で29.2%減少したが、1レシートあたりの購買単価は1万6471円で前年同月比9.1%増加した。

個別商品の売上個数ランキングでは「野村 ミレービスケット」が初めてトップ30入り。製造している野村煎豆加工店は、「チーズおやつ」(15位)の扇屋食品と同じく四国のメーカーだ。インバウンド消費においては、国内で必ずしもトップシェアではない地域のお菓子メーカーにも、上位入りするチャンスがあると考えられる。

■〈全国〉2019年4月インバウンド消費売上個数ランキングTOP30

 

順位 前月順位 カテゴリ・商品

 

1位  1位→   UVケア

 

〈資生堂〉アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク 60ml

 

2位  2位→   目薬

 

〈参天製薬〉サンテFX ネオ 12ml

 

3位  3位→   リップクリーム

 

〈DHC〉DHC 薬用リップクリーム 1.5g

 

4位  6位↑   フェイスクリーム

 

〈花王〉キュレル 潤浸保湿フェイスクリーム 40g

 

5位  5位→   洗顔料

 

〈資生堂〉専科 パーフェクトホイップn 120g

 

6位  圏外↑  洗顔料

 

〈花王〉キュレル 泡洗顔料 150ml

 

7位  4位↓   外用鎮痛・消炎薬

 

〈久光製薬〉サロンパスAe 140枚

 

8位  9位↑   パック

 

〈石澤研究所〉毛穴撫子 お米のスキンケア お米のマスク 10枚

 

9位  8位↓   鎮咳去たん薬

 

〈龍角散〉龍角散ダイレクト スティック ピーチ 16包

 

10位 10位→  キャンディ・キャラメル

 

〈江崎グリコ〉ポップキャン 1本

 

11位 12位↑  鎮咳去たん薬

 

〈龍角散〉龍角散ダイレクト スティック ミント 16包

 

12位 11位↓  外用鎮痛・消炎薬

 

〈ニチバン〉ロイヒつぼ膏 RT156 156枚

 

13位 7位↓   かぜ薬

 

〈大正製薬〉パブロンゴールドA 微粒 44包

 

14位 圏外↑  虫よけ剤・虫よけ器

 

〈アサヒグループ食品〉虫きちゃダメ 60枚

 

15位 17位↑  水産珍味

 

〈扇屋食品〉チーズおやつ 1本

 

16位 16位→  マスク

 

〈アラクス〉アラクス PITTA MASK GRAY 3枚

 

17位 圏外↑  かゆみ・虫さされ用薬

 

〈池田模範堂〉液体ムヒS2a 50ml

 

18位 圏外↑  かゆみ・虫さされ用薬

 

〈池田模範堂〉液体ムヒベビー 40ml

 

19位 15位↓  健康食品

 

〈ピルボックスジャパン〉ピルボックス onaka 60粒

 

20位 21位↑  パック

 

〈クラシエホームプロダクツ〉肌美精 超浸透3Dマスク エイジングケア保湿 4枚

 

21位 20位↓  外用鎮痛・消炎薬

 

〈ニチバン〉ロイヒつぼ膏 RT78 78枚

 

22位 圏外↑  乳液

 

〈花王〉キュレル 乳液 120ml

 

23位 25位↑  外用殺菌消毒薬

 

〈小林製薬〉サカムケア 10g

 

24位 24位→  パック

 

〈ウテナ〉プレミアムプレサ ゴールデンジュレマスク ヒアルロン酸 33g×3枚

 

25位 14位↓  チョコレート

 

〈不二家〉アンパンマン ペロペロチョコ 1本

 

26位 26位→  目薬

 

〈参天製薬〉サンテFX Vプラス 12ml

 

27位 22位↓  キャンディ・キャラメル

 

〈UHA味覚糖〉コロロ グレープ 48g

 

28位 27位↓  洗顔料

 

〈カネボウ〉フリープラス マイルドソープa 100g

 

29位 23位↓  キャンディ・キャラメル

 

〈不二家〉アンパンマン ペロペロキャンディ 1本

 

30位 圏外↑  ビスケット・クッキー

 

〈野村煎豆加工店〉野村 ミレービスケット 130g

 

なお、今回の調査から集計対象店舗を拡充している。

 

〈同調査におけるインバウンド消費の定義〉

全国のドラッグストアにおける店舗情報をベースに、「銀聯カードが利用可能」「外国人観光客が多く集まる観光エリア」など複数の条件から「インバウンド店舗」を設計。その「インバウンド店舗」の購買情報をもとに、「1レシートあたりの購入金額が5,000円以上(免税対象)」の購入といった条件によってインバウンド消費を特定し、分析を実施している。