ライオンは、1月31日開催の取締役会において、資生堂の連結子会社である資生堂薬品が販売する皮膚用の一般用医薬品ブランド「フェルゼア」および「エンクロン」を譲り受けることを決議し、本日付にて資生堂および資生堂薬品と譲渡契約を締結したことを発表した。
ライオンは、昨年、新たな経営ビジョン「次世代ヘルスケアのリーディングカンパニーへ」を策定し、その実現に向けた中期経営計画「LIVE計画(LION Value Evolution Plan)」を推進している。
薬品分野においては、解熱鎮痛薬「バファリン」や点眼剤「スマイル」などを展開し、皮膚用薬として、ニキビ用治療ブランドの「ペア」を有しているが、皮膚用薬の市場は今後も拡大が想定されることから、同社製品ラインアップに「フェルゼア」および「エンクロン」ブランドを加えることが生活者への提供価値の向上および同社薬品事業の成長に資すると判断し、当該ブランドを譲り受けることにしたという。
譲受けの内容は以下の通りだ。
(1)譲受け対象
「フェルゼア」および「エンクロン」ブランドに係る知的財産権等
(2)譲受け対象ブランドの概要および製品名
フェルゼア:肌の乾燥に悩む方のための尿素配合の皮膚用薬ブランド
・一般用医薬品3品
HA20クリーム 80グラム、HA20クリーム 160グラム、DX20ローション 180グラム
・指定医薬部外品1品
クリームM 80グラム
エンクロン:湿疹・皮膚炎など皮膚トラブルの症状の程度にあわせてステロイド・非ステ
ロイド商品を選べる皮膚用薬ブランド
・一般用医薬品7品
ローションEX 12グラム、クリームEX 6グラム、クリームEX 12グラム、軟膏EX 6グラム、軟膏EX 12グラム、UFクリームEX 12グラム、レメディーナ 50ミリリットル