ラ・プレリージャパンが覚醒を始めた。飛躍を期した昨年は、二桁に近い伸長を記録し、狙いだった新客獲得も順調に推移した。今年は美容部員や販路の育成をテーマに据え、ジャンプアップへの基盤づくりを進めていく。ラグジュアリーブランドの中でも最高位の製品群も、新たなラインアップを図る。「アート」「ビューティ」「サイエンス」の融合をテーマとする、本物のブランドの輝きを強く表現していく。

「昨年来、改革の進捗と実績に大きな手応えを感じています」。ラ・プレリージャパンを率いる粟井佐知子社長は、同社の現状をこう評価している。社長を任されて約5年、現場改革を通じたベースの構築が実を結び、語り口も明るく弾んでいる。

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