バイヤスドルフは、生きた皮膚常在菌を利用したマイクロバイオーム技術を、ニキビが気になる肌向け製品に実用化した。中心となる特許化粧品成分「TopiC.A」は、健康的な肌に存在する2種類の生きた菌株を休眠状態で配合し、使用時に活性化する設計。微生物を幅広く抑える従来のアプローチとは異なり、選択した常在菌を利用して皮膚マイクロバイオームのバランスを支える。同社は20年以上にわたりマイクロバイオームを研究し、120件を超える研究や特許群を蓄積。2022年に買収したライフサイエンス企業S-Biomedicの知見も取り込んだ。研究成果はEucerinの「DERMOPURE CLINICAL PROBIOM8」に採用され、基礎研究から製品実装へ進んだ事例となった。★

月刊『国際商業』2026年11月号掲載