ポーラは8月1日、シワ改善ブランド「リンクルショット」から、ベーシックケアの新製品「リンクルショット ローション」(135ミリリットル・9350円、リフィル・8800円)と「リンクルショット ナイト クリーム」(40グラム・1万3200円)を発売する。17年に日本で初めてシワを改善する医薬部外品を発売した同ブランドが、蓄積してきた乾燥小ジワ研究の成果を、日々の保湿ケアへ広げる。シワ改善の有効成分を配合した従来の集中ケアとは異なり、今回の2品は、乾燥小ジワが目立ちやすい肌環境に着目した新提案である。
「リンクルショット ローション」は保湿化粧水。しっかり保湿しているつもりでも、肌表面の細かな凹凸によってローションが均一に行き渡りにくく、保湿の〝死角〟が生じやすいことに着目した。水を主体とするローションに配合しにくい固形オイルを含む4種のオイルをナノサイズまで微細化する「リンクルショット ナノエマルション製法」を開発。約200ナノメートルの微細なオイルが乾燥小ジワなどの凹凸になじみ、密着ポリマーとともに「凹凸フィットベール」を形成する。オイルインでありながらみずみずしい感触を両立し、角層のすみずみまでうるおいを届ける設計だ。
一方の「リンクルショット ナイト クリーム」は、ポーラエステの石こうマスクに着想を得た医薬部外品の夜用クリームである。乾燥小ジワの目立ちや、乾燥によるくすみで生じる肌の影感が気になる肌に向け、濃密なクリームがうるおいを与え、乾燥を防ぐ。有効成分として肌荒れを防ぐグリチルリチン酸2Kを配合。さらに、寝ている間も摩擦や圧力から肌を守る「リンクルショット リフトテンションベール処方」を搭載し、翌朝までハリ感が続くことを目指す。美容液、ミルク、クリーム、ナイトマスクの4機能を備えた多機能クリームとして位置付ける。
ポーラは今回、リンクルショットを〝シワ改善の集中ケア〟に閉じ込めず、乾燥小ジワが目立ちにくい肌環境を日常的に整えるブランドへと広げた。高機能スキンケア市場では、効能効果の明確さに加え、毎日のケアに組み込みやすい使用感や継続性が問われる。今回のローションとナイトクリームの投入は、リンクルショットの研究資産を生活者の基本ステップに接続する試みであり、同ブランドの顧客接点を広げる一手となりそうだ。★
月刊『国際商業』2026年07月号掲載




















