大正製薬は3月13日、東京・日比谷の日本記者クラブにおいて第252回生命科学フォーラムを開催。福井県立大学生物資源学部食品機能科学分野の伊藤崇志教授が登壇し、「『滋養強壮』の先へ。タウリンは老化を食い止めることができるのか?」のテーマで、タウリンの作用機序、寿命延伸効果、作用機序解明のための新たなアプローチ、ヘパトカインを介した全身老化について講演した。

タウリンの作用機序では、細胞内の浸透圧を調整し水分バランスを保ち容積を維持する作用、抗酸化作用、胆汁酸抱合・解毒作用、ミトコンドリアのたんぱく質を正しく翻訳する作用、神経抑制作用などが認められている。伊藤教授は、近年では、寿命延伸効果のほか、新たな作用機序として肝臓因子IGFBP1の低下を介した全身老化予防作用が期待されるなど、これまでにない研究成果も認められつつあることを示し、「今後さらに研究が進み、タウリンの重要性が示されることを期待したい」と述べた。

月刊『国際商業』2026年05月号掲載