タカラベルモントの化粧品ブランド・ルベルは3月17日、ヘアデザインイベント「id 2025 FINAL」を東京国際フォーラムで開催した。同イベントは、デザインの創造性だけでなく、サロンワークとしての実用性や顧客視点までを含めて評価するコンテストとして位置付けられており、理美容師および理美容学生の表現力を多面的に測る場となっている。

開会にあたり、タカラベルモントの斉藤勝化粧品営業部長が挨拶に立ち、「id」は40年以上にわたり、年齢や性別を問わず誰もが自らのアイデンティティを表現できる場として進化してきたと説明。その上で、予選から半年以上をかけて磨き上げてきた成果を「最後まで出し切ってほしい」と出場者にエールを送った。

斉藤勝化粧品営業部長が登壇し激励した

今回のファイナルは、評価軸の異なる3部門で構成された。純粋なデザイン力と表現力を問う「クリエイティブデザインアワード」、来場者・一般投票を通じてリアルな支持を可視化する「サロンスタイルアワード」、そして学生が自身をモデルに表現する「セルフィーアワード」である。単なる造形美にとどまらず、「顧客に支持されるか」「次世代の感性をどう提示するか」といった観点を横断的に評価する設計が特徴だ。

中核となるクリエイティブデザインアワードでは、「オプティミスティック アティチュード(ポジティブで楽観的な姿勢)」をテーマに掲げ、モデルの個性と調和したデザイン提案が求められた。レディース部門ではvacilandoの吉岡輝七氏、メンズ部門ではLECOのAMANE氏がそれぞれゴールドプライズを受賞。いずれも高い技術力に加え、テーマ解釈の明確さと完成度の高さが際立った。

全国から集まったファイナリストが「オプティミスティック アティチュード」をテーマに競い合った

サロンスタイルアワードではCOAの細田真吾氏がゴールドプライズを獲得。日常のサロンワークに根差しながらもトレンド性を取り入れたスタイルが支持を集めた。また、セルフィーアワードでは福岡美容専門学校の佐藤杏夏氏がゴールドに輝き、自己表現を通じた新たなデザインアプローチの可能性を示した。

月刊『国際商業』2026年05月号掲載