王子ホールディングスの2026年3月期第3四半期業績は、売上高が前年同期比0.7%増の1兆3929億5100万円、営業利益53.2%減の266億6800万円、経常利益63.9%減の227億3900万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は38.5%減の309億9900万円と、売り上げは微増、利益は各段階とも大幅な減益となった。

売り上げは、海外でのパルプ市況の悪化などの減収要因はあったものの、Walki社の買収・連結子会社化等が寄与し、前年同期を上回った。利益面では、国内での販売数量減少や海外でのパルプ市況悪化に加え、金利上昇による支払利息の増加等が影響。特別利益として投資有価証券売却益や退職給付信託返還益を計上した一方、特別損失にOji Fibre Solutionsおよび王子ネピアでの事業構造改善費用を計上したことなどが押し下げ要因となった。

セグメント別では、生活産業資材の売上高は2.8%増の7066億円、営業利益は9.3%減の134億円となった。国内事業は、段ボール・大人用おむつ・家庭紙等での価格修正効果はあったものの、物価上昇に伴う消費抑制による減販や、子ども用おむつが2024年9月に国内事業から撤退した影響により減収。物流費や人件費の上昇等により営業利益も減益となった。海外事業は、サステナブルパッケージング事業におけるWalki社の買収・連結子会社化により増収となり、Oji Fibre Solutionsの段ボール原紙事業撤退等の影響もあり営業利益は増益となった。

26年3月期通期業績は、前回公表数値を据え置いた。売上高は横ばいの1兆8500億円、営業利益33.5%減の450億円、経常利益49.0%減の350億円、親会社株主に帰属する当期純利益8.3%増の500億円を見込む。