佐藤久美子(さとう・くみこ)

1996年から化粧品輸入ビジネスに従事。「スイスライン」「ユイルエボーム」といったブランドを日本市場に導入。エコサート認証コスメとの出会いをきっかけにオーガニックコスメのセレクトショップ「オーガニックマーケット」をオープン。1999年よりSLJ代表取締役。

サプリメントの増加から見える内外美容の潮流

大寒波に見舞われたフランス、パリで開催されたオーガニックの見本市「natexpo 2025」に凍えながら訪れた。パリとリヨンで1年ごと、交互に開催するこの国際見本市は、オーガニック市場の主要なイベントとして約30年にわたり開催されており、生産者、加工業者、流通業者、専門家など、この分野のあらゆる関係者が集まり、オーガニック全般の動向が見える魅力的な見本市だ。数年ぶりの会場に入ると、その会場全体にあふれる活気とパワーに圧倒され、外の寒さを忘れてしまうほどだ。規模がとても大きくなっており、素朴さが目立っていた以前に比べ、洗練されたデザインの会場づくりと何より来場者数が多いのに驚く。オーガニックの見本市であるため食品が半分以上を占めているが、各ブースが環境や生態系への配慮を重視していることがよく分かる表示がされ、これらの取り組みが、今や標準となっているようだ。


オーガニックの幅広い情報が集まるnatexpo 2025

この見本市で2005年からスタートしたnatexpoアワードを、受賞した製品は注目を集めており、市場でもアワードマークがある商品をよく目にする。このアワードは、見本市に参加している食品、スイーツ、生鮮食品、菓子、飲料、栄養補助食品、化粧品、家庭雑貨、店舗運営にかかるサービスなどに加え、今年新設のヴィーガン部門など11のカテゴリーから表彰される。欧州の市場ではヴィーガン製品の数が確実に増えていることからの新設なのであろう。このアワードを受賞したブースには小さなトロフィーが置いてあるのでそれも分かりやすい目印となる。目印を見つけながら会場を巡っていると、栄養補助食品、サプリメントのブースがやたら増えていることに気が付く。ヴィーガン認証を受けたものも多い。わが社のスキンケアの取引先でもサプリメントをラインアップし始めているのを見ると、やはりトレンドなのか、需要が高まってきているのだろう。


カテゴリーをまたいだ多様な企業が出展する

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