花王は、乾燥性敏感肌を考えた総合スキンケアブランド「Curél (キュレル)」から、2026年2月7日に、セラミドケア&UVバリア処方で強力な紫外線から肌を守り、塗るたびに日やけしにくい肌に導く日やけ止め「キュレル 潤浸保湿 スキンリペアUVセラム」(60グラム)、同年3月7日に乾燥や寒暖差などの突発的な環境変化時にも肌荒れを予防する「深層バリアケア技術」搭載の美容液「キュレル 潤浸保湿 角層深部バリア美容液」(医薬部外品、30ミリリットル)を発売する。日本での発売を皮切りに、気温が高く紫外線量も多いアジア地域の乾燥性敏感肌に悩む人に向け、順次発売を予定。セラミドケア研究を基盤に、アジア中心にグローバル展開をさらに加速していく考えだ。

「潤浸保湿 スキンリペアUVセラム」は、日やけしやすい乾燥性敏感肌に悩む人に向けた、セラミドケア&UVバリア処方で、強力な紫外線から肌を守り、塗るたびに日やけしにくい肌に導く、紫外線吸収剤無配合のノンケミカル処方の日やけ止め。乾燥性敏感肌は紫外線対策だけでなく、角層まで乾燥対策(保水バリアケア)が必要である。そこで、「Curél」では初となる微細なUVカット成分を包み込んだセラムカプセルを配合。隙間のない均一なUV防御塗膜を形成し紫外線から肌を守る。さらに、セラミド機能成分配合。角層の潤いを保つバリア機能の働きを補い、潤いを与える。

一方の「潤浸保湿 角層深部バリア美容液」は、乾燥や寒暖差などの突発的な環境変化時にも、ゆらぎやすい乾燥性敏感肌に向けて開発。角層深部までバリアを整え、外部刺激から肌を守ることで肌荒れを予防。セラミドの働きを補い、透明感を支える潤い素肌へ導く美容液だ。「セラミド機能カプセルPlus」を含む美容液が肌に密着することで、保湿成分を速やかに角層のすみずみまで浸透させ、肌の潤いを保つ。さらに、「Curél」初の有効成分「GABOB」を配合。「深層バリアケア技術」採用により、角層深部までバリアを整え、外部刺激から皮膚を守り、肌荒れを予防する。

花王では25年12月2日に東京都千代田区のザ・ペニンシュラ東京において「キュレル 2026年春 新製品発表会」を開催。花王化粧品事業部門マステージブランドビジネスグループの松倉申之介「Curél」ブランドマネジャーがブランドの歴史や概要、敏感肌市場の概況、キュレルの国内外の戦略、今回発売する新製品2品の概要などについて説明した。

「キュレルとして渾身の2品を発売する。27年には24年比で1.3倍、海外比率50%を目指していく。これまでも発売する製品は多くの方にご支持いただいてきたが、今後さらにお客さまのご期待に応えていくような新たな提案を新製品2品でも進めていきたい」(松倉ブランドマネジャー)

その後、花王スキンケア研究所の藤本達也研究員が低バリア肌の人は日焼けしやすいと感じる傾向にあることや、その課題にアプローチする製品設計にたどり着いたことを示した。赤羽智紀研究員が20年を超えるタイトジャンクションの研究を紹介するとともに、その機能低下が敏感肌における知覚過敏のメカニズムに関連していることを説明。機能低下を改善する成分としてGABOBを見いだしたことを明らかにした。