アイスタイルの2026年6月期第1四半期決算は、売上高が前年同期比22.6%増の184億4200万円、営業利益36.4%増の10億3900万円、経常利益25.1%増の10億5000万円、親会社株主に帰属する四半期純利益7.6%増の6億4800万円と増収増益だった。
セグメント別にみると、マーケティング支援事業はリテール事業の売上規模拡大に伴うECと店舗を活用した販売促進施策の好調などを背景に、大手および新たな中堅ブランドとの取引規模が増加し、売上高 は27.0%増の29億2000万円となった。営業利益は、限界利益率の高い事業モデルが効率的な利益拡大につながり、46.8%増の9億7200万円となった。
リテール事業は、ECにおいてプラットフォーム連携による新規顧客の獲得により26.4%の増収。店舗では、「@cosme NAGOYA」等の新店寄与に加え、既存店の成長により24.0%の増収となった。これらの結果、セグメント全体では前年同期比24.7%増の141億6400万円、営業利益は20.4%増の8億6000万円となった。
グローバル事業は、中国越境ECが復調した結果、売上高は0.5%増の10億400万円。営業利益は、香港旗艦店のオープン前費用1億400万円を計上したことにより、前年同期比で赤字幅は拡大し、1億5000万円の欠損となった。
美容部員を派遣する人材派遣事業と、ユーザー向けのBtoC課金サービス、創業間もない企業も含め幅広い成長ステージの企業に投資する投資育成事業を含むその他事業当セグメントは、BtoC課金サービスの一つである「BLOOMBOX」が24年12月で終了した影響を受け、売上高が8.2%減の3億5500万円。営業利益は、「BLOOMBOX」の終了に加え、25年7月にローンチしたサプリメント事業の先行費用により、 79.4%減の1300万円となった。
26年6月期通期業績は、期初予想を据え置き、売上高20.7%増の830億円、営業利益20.1%増の38億円、経常利益14.8%増の38億円、親会社株主に帰属する当期純利益13.9%増の26億5000万円を見込んでいる。























