日本メナード化粧品は、20~60代の女性、合計755名を対象に肌年齢とスキンケアの状況について意識調査を行った。調査期間は2025年2月21~22日。インターネットを用いて調査を行った。

また、メナード独自の肌測定AIシステム「美肌アドバイスAI」で肌を測定した20~60代の女性、2万203名のデータを解析し、美肌のポイントについて調査した。調査期間は25年1月1日~6月30日。

今回の調査で、若々しい肌を保つのに重要なスキンケアは「マッサージ」と、乳液・クリームによる「保湿」だということが分かった。マッサージ、乳液、クリームにはさまざまな美肌効果が期待できる。

意識調査では「自分の肌年齢が実年齢と比べ±何歳と思うか」を調査したところ、約半数の人が「自分の肌年齢は実年齢と同じ」と回答した。一方で、「実年齢より肌が若く見える」と回答した人は22%にとどまり、「実年齢より老けて見える」と回答した人は28%だった。つまり、自分の肌に自信を持っている人は、たった2割であることが、また、約3割の人が自分の肌に自信を持っていないことが明らかになった。

肌悩みとスキンケアの関係を調べたところ、自分の肌は実年齢より「若く見える」と回答した人は、「老けて見える」と回答した人に比べて、肌悩みに対してケアをしている割合が高いことが分かった。例えば「シワ」に関しては、「若く見える」と回答した人では40%の人がケアしているのに対して、「老けて見える」人では24%にとどまった。つまり、「老けて見える」人より「若く見える」人の方が、ケアをしている人が約1.6倍も多いことになる。その他「タルミ」「シミ・ソバカス」「小ジワ」「くすみ」でも同様に、「若く見える」と答えた人の方が、それぞれの悩みに対してケアしている人が約1.5倍~2倍多いという結果だった。

肌測定データ解析の結果、実際の肌状態とスキンケアの関連を調査するため、メナード独自の肌測定AIシステム「美肌アドバイスAI」で肌を測定した20代~60代の女性2万203名のデータを解析したところ、実年齢より「若く見える」と判定された人は、「老けて見える」と判定された人に比べて、日頃からしっかりスキンケアを行っていることが分かった。中でも最も大きな差があったのは「マッサージ」で、AIに「老けて見える」と判定された人より「若く見える」と判定された人の方が、実践している人が約1.8倍も多くいた。さらに「クリーム」では約1.5倍、「乳液」でも約1.4倍多くの人が行っていることが分かった。若々しい肌を保つには特にマッサージが重要であり、あわせて保湿をきちんと行うことがポイントだと分かった。

マッサージを行うことで、肌のうるおいやハリを高める効果が期待できる。また、保湿は化粧水で水分を与えるだけでなく、乳液・クリームで水分を閉じ込めることが大切だ。これらのお手入れ習慣によって、肌年齢に差がついてくると考えられた。