中国は今不思議な状況に置かれているのかもしれない。北京、上海、深圳、広州といった大都市の経済は明らかに伸び悩んでいる。日本企業の駐在員は、こういった大都市にいるので、景気が減退していると感じてしまうのではないか。北京は、本年上半期、消費売上高は3.8%低下している。上海は、かろうじて1.7%成長した。

ただし、誤解もある。北京や上海では多くの店が閉じている。あるいは売れ行きが良くない。これが経済的に落ち込んでいる証拠として挙げられているのだが、中国はネット販売が主になっているのだ。生鮮食糧品、野菜や肉といったものまで、ネットで購入している。スマホで注文すると1時間後には自宅に届くようなシステムができているので、昼食や夕食に間に合う。今中国では、ネット販売に携わる人たちが、8000万人以上にもなっていて、一大産業だ。

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