キリンホールディングスの2025年12月期第2四半期業績は、売上収益は前年同期比3.7%増の1兆1363億900万円、事業利益1.3%増の942億4500万円、税引前利益22.8%減の837億6100万円、中間利益18.5%減の604億6700万円、親会社の所有者に帰属する中間利益7.7%減の528億3500万円となった。
事業別に見ると、酒類事業の売上収益は3.9%減の4926億円、事業利益5.7%増の532億円。飲料事業は売上収益0.7%増の2718億円、事業利益2.0%増の295億円。医薬事業は売上収益1.0%減の2305億円、事業利益18.4%減の335億円。ヘルスサイエンス事業は売上収益82.9%増の1272億円、事業利益86億円(前年同期は16億円の損失)。
ヘルスサイエンス事業のうち、ファンケルの売上収益は、化粧品事業において「アテニア」の好調が継続したことや、海外で前年から後ろ倒しした分の出荷があったことにより、全体として増収。栄養補助食品事業では、国内で前年に実施した大型施策の反動影響は残るものの、4月に実施した値上げや海外におけるセルアウトが好調に推移し、全体として増収とった。事業利益は、増収に伴う売上総利益の増加に加え、前年より広告販促費を抑制したことが寄与し、増益となった。なお、比較はファンケルの前年同期の実績との対比だ。
25年12月期業績は、売上収益4.3%増の2兆4400億円、事業利益0.5%増の2120億円、税引前利益64.6%増の2300億円、当期利益105.1%増の1760億円、親会社の所有者に帰属する当期利益157.7%増の1500億円と前回予想を据え置いた。