コスモス薬品は減益と修正予想していた2018年5月期連結決算で一転、増益となった。18年5月期は積極的な出店戦略や、人手不足を背景とした人件費の高騰で営業利益が前期比10%の減益予想だったが2%の増益としたのだ。同社は経費を引き下げ、毎日低価格で販売するEDLP(エブリデイ・ロー・プライス)戦略と食品の安売りを呼び水として高粗利益の化粧品や医薬品で利益を稼ぐビジネスモデルを展開、いつの間にかドラッグストア大手ベスト5の仲間入りを果たした。しかし、株式市場では高成長のイメージが強かっただけに減益修正予想で失望売りも出たし、一部ではドラッグストアの食品安売りモデルの終焉などという指摘もされたが、増益に引き戻し同社のローコスト体質、底力を見せつけた格好だ。

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