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皮膚に必要な成分のみを活用したマイクロニードルの開発に成功
医療分野の経皮吸収に関する研究から派生した高度な技術を美容に転用し、機能性の高いアイテムから、日頃から気軽に使える製品設計まで、幅広く対応することで生活者の美に貢献する。京都薬科大学発のベンチャーとしてスタートしたコスメディ製薬は、ヒアルロン酸やコラーゲンといった肌に存在する物質のみをマイクロニードルとして成型することに成功。2008年より大量生産可能な体制を整え、化粧品分野での本格展開を開始している。
同社は、医療分野における薬剤の経皮吸収に関する研究が創業のルーツ。経皮吸収は内服や注射に比べて薬剤の血中濃度が長時間安定しやすく、薬剤として期待される効果が緩やかに長く続く。この経皮吸収の作用機序を美容や化粧品といった分野に生かした製品開発に着手。ただ、化粧品分野では有効成分の浸透に関しては角質層よりも深く浸透させる打ち出しは御法度。おのずと分子量の大きい高分子有用成分をどう活用するかが知恵の絞りどころとなっていた。ペプチド、ヒアルロン酸、コラーゲンといった美容成分も、高分子だと単純な貼付では皮膚からの吸収は難しい。そこでたどり着いたのが、皮膚にごく微細な穴を浅く開けるマイクロニードルの開発。コスメディ製薬の権 英淑(けん えいしゅく)社長は次のように説明する。
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