苦境の林業を救う循環型ビジネス

日本の北と南で、地産地消の取り組みが進行中だ。北はエステーによる北海道のトドマツの未利用枝葉を使った消臭剤の開発・販売。南はアース・ペットによる沖縄県のおからを使った猫砂の開発・販売。両者に共通するのは地産地消の取り組みを通じて地域課題を解決すること。それが独自のブランド価値を生む原動力になっている。

エステーはグループ企業の日本かおり研究所を通じ、2011年からクリアフォレスト事業を展開。北海道・釧路に生育するトドマツの未利用枝葉から機能性成分を抽出したところ、大気汚染物質の低減、抗酸化、消臭、スギ花粉アレルギー物質の抑制などの効果を確認。樹木水・精油・針葉粉体などに加工し商品に活用している。未利用資源の再活用で環境負荷を抑えながら、新たな価値を生んでいる。

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