apish代表・網野 一廣(あみの・かずひろ)
apishオープニングから、創始者である坂巻哲也名誉会長を支える右腕として活動。豊富な美容知識から、多くの美容業界誌に登場するとともに、全国各地での技術セミナーにも出演しており、理論にもとづく技術解説は評価が高い。
全国区のヘアサロン「apish(アピッシュ)」は、創業から20年を経ても成長を続けている。持続的な成長の根源は、人材戦略と現場重視の柔軟な経営スタイル。例えば、近年はグループ内独立支援による長期的なキャリアパスの提供を強化。独立後の倒産率が高い業界の常識を不安に思う美容師に寄り添い、定着率と技術向上を両立している。同社の網野一廣代表にアピッシュの経営力について話を聞いた。
人材の育成に注力しグループでの長期活躍を促進
美容業界にやや停滞感が出ているのは間違いありません。ただ、これは全体の話であって、実際にはサロンごと、業態ごとの好不調の差が大きくなっているという印象です。従来型のフルサービス型サロンが苦戦する一方、白髪染め特化型やメンズサロンなど、特徴を明確にしたサロンは成長していますからね。
また、足元の経営課題はとにかく人手不足でしょう。美容専門学校の学生数が減っていますが、美容業は労働集約型の産業なので、人がいないと売り上げが立ちません。だから人集め戦争は一段と激化しています。スタッフの確保ができているかどうかは業績を左右する決定的な要因になっています。
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