新興市場の参入とその背景

1月27日、「楽舒適(Softcare)」という日用品会社が、香港証券取引所のメインボードへの上場を目指して目論見書を提出したと中国メディアに報じられた。これまで中国国内でもさほど知名度が高くなかった会社が、今、日用品業界で注目を集めている。

楽舒適は2009年の設立当時、親会社「森大グループ」の一事業部門として、ベビー用テープタイプおむつなどの輸出業務を開始した。その後、アフリカ市場へ進出し、市場開拓を進めてきた。18年、親会社は楽舒適を率いてアフリカに工場を建設し、現地化生産とサプライチェーンの構築を実現させ、22年に森大グループは楽舒適を本体から分離。楽舒適は独立した会社として誕生した。同社の実質的な支配者は、森大グループの創設者である沈延昌と楊艶娟夫婦だとされている。

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