6年あるから図書館の本をぜんぶ読んじゃおうかな。この春、娘は幼稚園から小学校に通うようになる。自宅から小学校までは徒歩8分ほど。その間にある椿の木に咲くまだら模様の花弁がお気に入りで、この木の中で一番好き、と指をさす。娘らしいのか、子どもらしいのか、読書の意欲を含めて好奇心は旺盛である。取材は記事のためにする。だが、そこで得た多くの示唆は、いろいろなアイデアの礎になり、仕事の幅を広げる。それを実行することで自社への信頼が高まる好循環が生まれる。娘のような好奇心を持ち続けることは非常に重要で、その源は体力だと思い、ショートムービーを見ながらストレッチを実践。動画の人は簡単! というのに、まったくできない。ヨガ経験のある妻のほほえみが痛い。パーソナルトレーナーから始めれば、嫌でも習慣になりますよ、とは日用品メーカーに勤める女性のアドバイスだが、なんだか一歩を踏み出せない。もうちょっとパンがあるといいな、と給食の献立を眺める娘。この食い意地も元気の源か。食の見直しから始めようかと思う、心の弱さを克服したい。

月刊『国際商業』2025年05月号掲載