事業化を決めた実証実験の手応え

年齢にとらわれない商品やサービスの提供を強化するコーセーは、子ども向けスキンケアに本格参入した。2020年、社員向け新規事業創出プログラム「LINK」に子どものスキンケアを習慣化し、健やかな肌と心を守る新規事業の提案があった。21年に社内選考を通過し、22年に実証実験を行い、24年8月1日から新規事業「Dear Child Skin」としてスタートを切っている。経営企画部事業開発室の羽中田亮治氏は新規事業立ち上げの経緯を次のように説明する。

「私自身、幼少期にアトピーで苦しんだ経験から化粧品会社として何かできないかと思ったのがきっかけです。継続的なスキンケアにより赤ちゃんの肌を健康に保つことでアトピーやアレルギーの予防につながるというスキンケアの有効性は知られていたので、子どものスキンケアを習慣化できないかと考えました」

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