RX JAPAN主催の「COSME Week 2025東京」が、東京・有明の東京ビッグサイトにおいて2025年1月15〜17日の3日間開催。会場では化粧品開発展、国際化粧品展、美容・健康食品EXPO、エステ・美容医療EXPO、化粧品マーケティングEXPO、ヘアケアEXPOが展開され、来場者は3日間合計で3万8266人を数えた。
化粧品開発展においては、OEM・ODM、原料・添加剤、容器・パッケージに関わる企業がブースを設置。OEM・ODMでは、TOA、トキワ、ピカソ美化学研究所、東洋新薬、エア・ウォーター・リアライズ、ジャパンビューティプロダクツなど、日本を代表するOEM・ODMが独自性の高い商品や取り組み、独自に調達しているユニークな容器について、独自の研究データなどを交えて情報発信した。
原料・添加剤ゾーンでは、日油、コスメディ製薬、小川香料などが自社原料のほか、受託製造とのワンストップサービスを紹介していた。
化粧品業界における研究開発、マーケティングなど最新情報を発信する「化粧品開発セミナー」では、今年も多くの企業や研究機関が発表を行った「アカデミックフォーラム」「最新原料セミナー」「化粧品販売促進セミナー」「オリジナル化粧品開発セミナー」「化粧品パッケージセミナー」のほか、出展社による「製品・技術セミナー」も実施。セミナーを聞いてそのままブースに直行する聴講者の姿も見られた。
今回の基調講演では、資生堂ジャパン新価値創造マーケティング本部北原規稚子本部長が登壇し、「資生堂『ファンデ美容液プロジェクト』から学ぶ、既存ブランドの新価値創造」のテーマで講演したほか、マーケティング、商品企画、市場トレンドなどさまざまな切り口で多数の講演、セミナーが行われた。
なお次回のCOSME Week 2026東京は、26年1月14〜16日の3日間、東京ビッグサイトにおいて開催される予定だ。★
月刊『国際商業』2025年03月号掲載