花王は、英国のフレグランスブランド「Molton Brown(モルトンブラウン)」に関し、インドネシアに初進出。2024年12月22日、インドネシア第二の都市スラバヤのラグジュアリーショッピングモール「Ciputra World Surabaya(チプトラ ワールド スラバヤ)」内に、旗艦店をオープンした。
モルトンブラウンは、創業から50年にわたり、こだわりの技術で濃縮するフレグランス、ユニークな香りの商品を通して、ブリティッシュスタイルを象徴するブランドとしての体験価値を提供してきた。一層、グローバルに同ブランドへの理解を深めてもらうため、24年8月より、ブランドの新コンセプトとして「Artists of Note」と題し、3人の才能溢れる英国人アーティストとのコラボレーションをスタート。モルトンブラウンの世界観や姿勢を表現する取り組みとして、ブランドが誇る、アイコンフレグランスをそれぞれ、彼らの独自の解釈で表現。アートを通じてブランドとお客との新たな出会いを創出している。
モルトンブラウンは、お客とのタッチポイントをいたるところに創出し、興味喚起につなげ、ECへの送客も図るというブランドならではの独自のOMO〝MOLTON BROWN VILLAGE〟戦略を推進している。以降、随時インドネシア国内でのECサイトのオープン、アジア有数のリゾート地であるバリ島をはじめ、高級ホテルでのアメニティ事業を展開。今回の出店を皮切りに、同戦略を推進し、インドネシアでのブランドの存在感を高めていく考えだ。
花王化粧品事業は、「グローバル・シャープトップ戦略」を掲げ、「SENSAI(センサイ)」「Curél」とともに、モルトンブラウンをグローバル強化のファーストランナーとして、戦略的な投資を行い注力している。23年のマレーシア旗艦店オープンを皮切りに、アジア強化をさらに加速。24年5月に香港、7月にマカオに初進出、また、25年以降シンガポール、タイに店舗を初出店予定だ。
モルトンブラウンは、アジアエリアでの事業を強化し、さらなるグローバル化をめざす。