パスの2025年3月期第2四半期決算は、売上高が1.7%増の112億3910万円、営業損失が8410万円(前年同期は1億1500万円の損失)、経常損失が7790万円(前年同期は1億1380万円の損失)、親会社株主に帰属する中間純損失は8150万円(前年同期は1億4150万円の損失)と増収、利益は赤字幅を縮小したものの引き続き欠損となった。

事業別にみると、コスメ事業の売上高は11.1%増の4億3900万円、営業利益は製造コストおよび販売管理費の削減を推進した結果200万円(前年同期は5553万円の営業損失)と、ここ数年継続していた赤字業績から黒字転換した。

ビューティ&ウエルネス事業は売上高が7.0%減の5億円、営業利益35.8%減の10億円。前期はTVショッピング販売イベント企画の実施と自社開発商品のヒットが重なり、大幅に売り上げが増加したのに対し、タイムリーなプラス要因がなかったのに加え、商品在庫の入替時期と重なったため減収減益となった。

再生医療関連事業は売上高が7.4%増の1億8000万円、営業損失900万円(前年同期は130万円の営業利益)、サスティナブル事業は売上高が12.2%増の320万円、営業損失2900万円(前年同期は3682万円の損失)となった。

25年3月期通期業績予想は、売上高が28.6%増の29億8200万円、営業損失が3800万円、経常損失が3400万円、親会社株主に帰属する当期純損失が3500万円と前回公表の計画を据え置いた。