マツキヨココカラ&カンパニーの2025年3月期第2四半期業績は、売上高が前年同期比3.5%増の5257億2900万円、営業利益は0.3%増の376億6200万円、経常利益は1.1%減の396億1800万円、親会社株主に帰属する中間純利益は3.4%減の249億5800万円となり、増収営業増益となった。
事業別にみると、マツモトキヨシグループ事業は売上高が4.9%増の3280億8500万円、セグメント利益は6.0%増の262億800万円。マスクや検査キットなど、新型コロナウイルス関連商品の反動減はあったものの、都市部や繁華街、商業施設内等の人流の拡大や訪日外国人観光客の増加により、化粧品を中心として売り上げが好調に推移した。
PB商品では「matsukiyo」から人気保湿ケア商品「ヒルメナイドシリーズ」の新たなラインアップとして「ヒルメナイドスプレー」の展開をスタートしたほか、「matsukiyoLAB」からアスリートラインおよびサステナブルロカボライン、「ザ・レチノタイム」等よりそれぞれ新商品を発売。
店舗数は、2024年9月末時点のマツモトキヨシグループの国内店舗数は1925店舗(うち調剤薬局数456店舗、健康サポート薬局数36店舗)となり、薬局経営支援サービスである調剤サポートプログラムの加盟店舗数は235店舗まで拡大した。また、海外店舗展開として、グアムに新規出店し、海外店舗数は、タイ王国で28店舗、台湾で23店舗、ベトナム社会主義共和国で10店舗、香港で11店舗、グアムで1店舗の合計73店舗となった。
ココカラファイングループ事業は売上高が1.0%増の1958億3600万円、セグメント利益は0.8%増の112億8100万となった。マスクや検査キットなど、新型コロナウイルス関連商品の反動減や売上構成比の高い調剤事業における薬価改定の影響等があったものの、ロイヤルカスタマーの醸成に向けた効率的かつ効果的な販促策の実施により化粧品の売り上げが伸長し、全体の売り上げを押し上げた。店舗数については、24年9月末時点で国内店舗数は1563店舗(うち調剤薬局数544店舗、健康サポート薬局数98店舗)。
25年3月期通期業績予想は、売上高2.7%増の1兆500億円、営業利益2.4%増の775億円、経常利益1.2%増の815億円、親会社株主に帰属する当期純利益0.3%増の525億円と前回公表数値を据え置いた。