日本発のグローバルメイクブランド「KATE」は7月25日、ブランド初のグローバル旗艦店「KATE TOKYO 渋谷サクラステージ店」をオープンした。場所は、渋谷サクラステージ SHIBUYAサイド3階。ブランドスローガン「NO MORE RULES.」を体現した店舗では、既成概念から解放された自分らしさを極める空間になっている。具体的には、リアルとデジタルを融合し感性を刺激するさまざまな体験を提供。例えば、以下の五つのコンテンツである。

全種類のモンスターが揃う「リップモンスタータワー」を設置。

108色のザアイカラーから好きな色を自由に組み合わせて、自分だけのオリジナルパレットがつくれるWEB限定のサービスが店舗初登場。

花王公式通販サイト「My Kao Mall」限定商品「マイカスタムマスカラ」が購入できる唯一の店舗。

AI技術による顔印象分析により、一人一人にあったマスカラを提案する「MYマスキャラメーカー」が店舗初登場。

世界で1台しかないデジタルコンテンツ「KATE iCON BOX」を設置。AI技術とKATE独自ロジックの顔印象分析により、パーソナライズされた4色のアイカラーが自動販売機のように出てくる。26色のザアイカラーからお客一人一人にあった4色をレコメンドする。

KATEは7月18日、旗艦店の内覧会を開催した。花王化粧品事業部門 マステージビジネスグループ「ケイト」ブランドマネジャーの岩田有弘氏は次のように意気込みを語った。

「日本のメイク市場ナンバーワン。圧倒的なポジションは維持しているが、グローバルで欠かすことのできない唯一無二の存在を目指す。アジアを代表する東京発のメイクブランドとして戦っていく。中華圏の若年層を中心にアプローチを強化し、ファンを積み上げるマーケティングを展開する。まだ計画はないが、将来的には、国内外に旗艦店を増やしていきたい」


渋谷から全国、そしてアジアへ。情報発信を強化

また、ブランドミューズのモデル・中条あやみも登場。「KATE iCON BOX」を試し、「さりげなく商品に自分の名前が入っていていいなと思いました。店員さんに聞くのが恥ずかしい、緊張するという人にもおすすめです」とコメントした。

KATEは日本を代表するメイクブランドの階段を駆け上がっている。

月刊『国際商業』2024年09月号掲載